三大疾病とは
このところ三大疾病をカバーする保険が話題になっています。
先日は第一生命が終身保険などの特約としてつけている三大疾病特約の不払いが1800件もあったという報道がありましたし、少し変ったところでは、マンション購入者が三大疾病にかかって、マンションを売却する場合の売却損を補償する、負担ゼロ型売却損補償保険の報道もありました。
ではこの三大疾病とは何を指すのでしょうか。
ご存知の方も多いかとは思いますが、「がん」、「心疾患」、「脳血管疾患」のことを指します。心疾患は心筋梗塞、脳血管疾患は脳卒中が代表的な病気です。
また、この三大疾病は三大生活習慣病ともいわれています。
日本人の死亡原因の第1位はがんで31.1%、第2位は心疾患で15.5%、第3位は脳血管疾患で12.5%と、1位から3位を占めている病気だから三大疾病といわれているのです。
亡くなった人の実に約60%が三大疾病が原因で亡くなっていることになります。入院日数も長引き、医療費も高額になりがち、という特徴もあります。もし、三大疾病にかかったら、家計に大きな負担を与えることは必至です。
そんなわけで、三大疾病を保障する保険が登場したわけです。
ただ、がんの告知がされないケースでの不払い問題など、今後に課題も残しています。