要介護状態をカバーする保険ファンド型商品
先日、国内大手生保S社のセールスレディが息子(18歳)の生命保険の提案サンプルをもって来ました。
事前の聞き取り調査なしに、いきなりプランをもってくるところは相変わらずですが、取り敢えず受け取りました。
ひところ流行った定期付き終身保険ではなく、主契約は終身型の保険ファンド。保険料払い込み期間が40年間の積立金です。40年後に、貯まった積立金を原資として終身保障に移行するか、年金に移行するか選択できるというもので、生命保険の主契約としてはいささか分かりにくい・・・。
この主契約に掛け捨てタイプの保障が特約でついているのですが、これも死亡保障だけでなく、要介護状態や生活習慣病をカバーするというもので、保険会社の苦心がみてとれます。
つまり、定期付き終身保険で叩かれた部分を補強して、新しい機能を付加した保障性商品を特約として組み合わせたパッケージ商品に仕上げています。主契約を積立金にすることで、高額保障期間が終わった後で何も残らない、といった批判をかわし、さらに、掛け捨て部分と積み立て部分を明確に分けることで、顧客の価値観を反映させやすくしているとも言えます。そういった意味で、よくできている保険だとは思います。
ただ、要介護状態の認定基準が公的介護保険制度の認定基準とは異なる点など、新機能を付加した保険は一般の加入者にとって、誤解が生じやすいのも事実。介護状態の認定基準をめぐるトラブルや、死亡保険金とダブルでは保険金が下りない点(介護状態が認定されて一旦保険金を受け取れば、その後死亡しても保険金は受け取れない)を十分理解していないケースなどはその典型です。
したがって、この種の生命保険に加入する際には、よほど理解した上で契約しないことには、最後の出口のところで、こんなはずでは・・・と後悔することになります。要注意ですね。
そういう意味で、従来型の単純な死亡保険の組み合わせ商品の方が誤解の余地も少なく、また、コスト的にも安いため、そちらを敢て勧める著名なFPもいるくらいです。
いずれにしても決めるのは私達加入者です。納得できる選択をしたいものですね。